この頃の夫との会話は、少々時間がかかります。

以前から少々聞こえづらさはあったのですがいよいよ聞き取りにくくなってる感がします。

一言の会話を、3・4回聞き返してきます。

よく似ている語呂の、全く違う意味にとれる言葉に聞こえるようで

テレビの音、私との日常の会話、他人との会話・・

どれにも共通して聞き取れて無いことがわかります。

気の毒とは思ったのですが、「この頃、話が聞き取りにくくなったね。」と

伝えたのですが、いくらか本人も気になっているみたいで納得していました。

でも、そのことに対処しようという気はないらしく、いつもの通りです。

他人と話す機会はとても少ないのですが、それでも不都合が出てくるのでは

ないかと私は気になっています。

病院に行く気もなく、補聴器を使用しようという気もなく送る日々です。

私との会話の中では、しっかり意味が通じるまで何度でも聞くし

何度でも言葉を繰り返して聞き取ってもらっていますが、話が前に進まない。

少し前頃は、ちんぷんかんぷんな問答に苛立ったりしていましたが

落ち着いて真面目にやり取り出来るようになったら、珍問答を笑えるように

なりまして、苦に感じなくなっている私がいます。

背負ってるリュックの蓋が全開したままなのに気づかずに帰ってきたり

色んな物を片付け忘れたり、勘違いしたり・・。

70歳を目前にして、日常の夫に衰えを感じるようになりました。

退職して5年目、したいことを気ままにしてもらうことと、家事を分担して

毎日、家中の掃除を任せるようになり、家計も託しています。

緻密な家計簿を自分で作成し、細やかな収支に気を配っています。

夫はここ2年ほど、こんなに笑う人だったのかと驚くくらい笑うように

なりました。そして、大丈夫かと心配になるくらい昼夜問わず寝ます。

時間に束縛されないので、好きに一日を過ごしていますからね。

私の体調の悪い今頃の季節は、買い物も殆ど一人で行ってもらいます。

ぼーっとしていられる時間ばかりでもなく、日々歩く時間も多くて

心身ともに健康だと思うのですが、何だかふと気になる日もあります。

耳の遠くなるのは仕方ないけど、頭の回転だけは鈍らせないでと。

こちらでは、70歳になると交通機関のパス券が申請すれば貰えます。

少額払うだけで、交通機関をフルに活用して行動できる範囲が広がります。

そうなったら、夫婦してバスの乗り継ぎぶらり旅をしようと話していまして

今までと違った暮らし向きも出来るかも知れないと心待ちにしています。